誰かの笑顔が見たいから
子供のころから 何かを工夫して何かを作り出す事が得意だったし好きだった。
大人になるにつれて自分の好きな事がどんどん遠ざかっていく。
私の仕事はとっても難しく固く叱られる事の方が断然多かった。
物作りに携わる仕事だけど 誰かが喜んでくれてるようには思えなかった。
大手の会社のTOPさんの懐が温かくなるだけ?なんて思うと なんか心がつまんなかった。

ちょっと立ち止まると、無性に何かを作りたくなってた。
手芸屋さんでビーズを買って アクセサリーを作ってみた。
着れなくなった洋服をリメイクしてみた。
帽子を作った。カバンに印刷もしてみた。
自分でデザインして、自分で工夫して、新しい物が出来上がっていく。
ああ これだ 私の大好きな 私のやりたかった事は、と思い出した。
いろんな物にチャレンジして、作ってるうちに どんどん上達した そしたら今度は
無性に 誰かの笑顔が見える物が作りたくなった。
心がパーッと晴れた気がした。
フェルトに込める思い
私が使うのはシート状のフェルト生地。
化繊や羊毛や 厚いのや薄いのや いろいろあるけど
一番の特徴は、触り心地がほわほわしてて温かい事だと思う。
縫いやすく、形作りやすい。だからいろんな物を作ることが出来る。
自分のデザインを表現するのにとってもいい素材だと思う。
時には刺繍を入れたり ビーズで飾りを付けたり。思いを形にするには 私との相性がとってもいい。

フェルトハウスを作る
このショップは 私がフェルトで作る何かが 誰かの笑顔になる事を信じて立ち上げました。
デザインを考えて 手仕事だし 針仕事だから 一つ一つ時間がかかる。
自分がいいと思うものが出来るまでお店には出さない 何度でも何度でもやり直す
納得がいく物が出来るまで。
そして、大事にしてくれた私の作った何かが もし壊れたら 私は修理をしてあげようと思う。
